正直、僕はこのPRODUCERにUKGの魅力を思い知らされたんです。
歌を、BASSが、何倍もの勢いを持って、届けてくれるんです。
それが、UKガラージに僕が魅せられた一つの要因です。
確かに、CLUBで踊って楽しい曲は他にもイッパイあります。
そういう側面もUK GARAGEは持っています。
でも、僕が青春時代、女子に振られて、涙を流したのは、K-Warrenの曲だけです。
そして、手前味噌ですが、自分の曲紹介も。
Pinocchio(Danger) / f(x) _djPRETTYBWOY UKG remix
ChocolateLove / GirlsGeneration_djPRETTYBWOY UKG remix
僕は、ボーカルが無かったら、UKGの魅力半分だと思うので、何言われようが、
やめる気はありません。
あと、K-Warrenや、WOOKIEなど、今、再び元気なトラックを作り出したアーチストを
見ると、やはり、クオリティが違うと凄く感じます。
2STEPの凄いところって、あの2ステップビートの制約、BPMの制約があって、
その中で、どれだけ、美しい、とか、HEAVY、とか 優しい、とか 荒い、とか それらを表現出来るか。
そこに拘るとホントに面白いですよ。
今、UKモノっていっても、音のバラエティに富みすぎて、その感覚がぼやけてしまうんです。
インターネットの大量にある情報と一緒ですね。
人の曲聴くと、、あ、まだこんな抜け道あった!みたいな感覚です。
だから、今のUKGって、音自体を革新的に作るというより、
UKG自体の、音楽的深みを追求するべき時なのではないかと。
アメリカダブステップのBASS取り込んでも、薄っぺらい感じになりがちだし。
ミニマルになりすぎるのもどうかと思うし、
なんとも表現しづらいですが、
危ういトコロでうまくバランスが取れている
ことがすごく重要だと思います。
あくまで個人的見解で恐縮ですが。
このシーンやはり昔から小さいモノなので、
質が高く、多彩な人は、結局他のジャンルに流れたりしてしまうことも多いですが、
今は比較的ベテランが多くいる感じがします。
でも大物、レジェンドと言われるアーティストの音のレベルは正直、違います。
それでも、その音質差を埋める位のヤバイ音も沢山あることも現実です。
そこに割って入りたいのが、僕です。
がんばろうっと。
今回は、僕がトラックを作る上での心構え、という視点から自分を棚に上げ、
モノを言って見ました。
ちなみに、ピノキオの原曲はコチラです。